栄養不足が原因の頭痛を改善するために必要な栄養素の4つを解説
多くの人の悩みの種である頭痛。
そんな頭痛には栄養不足による頭痛があるのをご存じですか?
そんな栄養不足による頭痛の原因と改善するために必要な栄養素を4つ解説していきます。
目次
- ○ 栄養不足の頭痛とは何か?
- ・セロトニンの減少による頭痛
- ・マグネシウムの減少による頭痛
- ・脳血流量の減少
- ○ 頭痛を改善するために有効な栄養素とは?
- ・5-HTPによる頭痛の改善
- ・イチョウ葉による頭痛の改善
- ・オメガ3系脂肪酸による頭痛の改善
- ・マグネシウムによる頭痛の改善
- ○ まとめ
栄養不足の頭痛とは何か?
頭痛は原因不明の病気ではありますが、実は栄養不足が原因による頭痛が少なからずあると言われてきています。
その中でも
・脳内の神経伝達物質である【セロトニンの減少】ことで頭痛が起こること。
・ミネラルの一つである【マグネシウムの減少】により頭痛が起こること。
・栄養不足による【脳血流量の減少】により頭痛が起こること。
これらは栄養不足と関連しています。これらに紐づけながら解説していきます。
セロトニンの減少による頭痛
ちなみにセロトニンは栄養素ではなく脳内の神経伝達物質です。
セロトニンが減ると脳内の血管が炎症を起こして腫れあがり、それが三叉神経にふれ頭痛を誘発すると言われています。
さらにセロトニンは「幸せホルモン」とも言われており、セロトニンの分泌量が減少するとうつやメンタルの不調にも関係すると言われております。
マグネシウムの減少による頭痛
最近の研究では血小板が凝固する傾向が強いほど頭痛が引き起こされることがわかってきました。
特にマグネシウムは血小板凝集を阻止する働きがあります。
ストレスや、妊娠、生理、飲酒などがマグネシウムを枯渇させるため、頭痛を誘発するのです。
ストレスや飲酒など避けられるものはなるべく避けたほうがいいみたいですね。
脳血流量の減少
脳血流量の減少は栄養不足だけの問題だけではなさそうです。
例えばデスクワークによる首肩コリがあると頭への血流量が滞りますよね。
運動不足で体全体の血流不足によって脳への血流量も不足してしまうなど様々な要因があります。
ただ同じ生活をしていても頭痛が起きない人もいますよね?
その人との違いは脳への血流量に関係する栄養が不足しているのかもしてません。
頭痛を改善するために有効な栄養素とは?
ここでは栄養不足が原因による頭痛の説明をしていますので頭痛を改善するために必要な栄養素を紹介していきます。
・5-HTP
・イチョウ葉
・オメガ3系脂肪酸
・マグネシウム
この3つの栄養素が「セロトニンの減少」「マグネシウムの減少」「脳血流量の減少」の改善に関与しています。
5-HTPによる頭痛の改善
5-HTPは普段聞きなれない栄養素だと思います。
5-HTPとは5ヒドロキシトリプトファンの略で、アミノ酸の1種です。
5-HTPは頭痛に深い関係のあるセロトニン量を増やすために細胞のセロトニン生成を促してしてくれます。
睡眠障害や不安感などもセロトニンの欠乏と深い関係があります。
イチョウ葉による頭痛の改善
頭痛はしばしば増加した脳内血流によって除かれることが報告されています。
イチョウ葉には脳内の血液の流れを良くし、片頭痛を誘発する血小板活性化因子の働きを抑える作用があります。
オメガ3系脂肪酸による頭痛の改善
血小板凝集を阻止する働きがあります。
二重盲検テストでも、慢性的な片頭痛もちの患者が魚の油を補ったら、片頭痛の起こる回数や頭痛のひどさも減ったという報告があります。
※二重盲検テストとは
医者も患者さんもどちらが本物かわからない状態での新しい薬や治療法のテストのこと。
マグネシウムによる頭痛の改善
片頭痛発作中の脳内マグネシウム濃度は健常人のそれより19%低いとされています。
また、片頭痛を誘発する血小板凝集を阻止する働きがあります。
こんなこんな臨床結果があります。
”片頭痛の患者40人に対して、片頭痛の急性発作に対するマグネシウム静注射が行われた。注射後15分後には87.5%に当たる35人は痛みが少なくとも50%以上軽くなった。また9人は痛みが完全にとれた。35人の患者のうち21人は、24時間もしくはそれ以上痛みが軽減したままだった。”
というような効果も確認されています。
まとめ
頭痛には栄養不足の頭痛があり
・5-HTPというアミノ酸
・イチョウ葉
・オメガ3系脂肪酸
・マグネシウム
を食事やサプリメントで摂ることが頭痛の改善に有効です。
ぜひこれらの栄養素を意識して生活してみてください。